ミネアポリス(2021年5月19日)- 革新的なフィルトレーション製品およびソリューションの世界的な大手メーカーであるドナルドソン(NYSE:DCI)は、2段階バッテリーパックベントの製品ラインに2段階フレックスバッテリーを追加して、その製品ラインを拡充しました。 この新しいバッテリーベントは自動車用バッテリーパックの圧力を低圧で解放できるため、電気自動車(EV)のバッテリー寿命を延ばし、信頼性を向上につながります。
EV部品の中でもバッテリーパックは最も重く、高価なものです。 業界の拡大とともに、バッテリーパックの軽量化のニーズも拡大していきました。軽量化はバッテリーパックの壁を薄くすることで実現できますが、 薄い壁ではバッテリーパック内の高い圧力に耐えることができません。 この新しい2段階フレックスバッテリーベントは、このような低圧要件に対応するために開発されました。
ドナルドソンの2段階フレックスバッテリーベントには、バッテリーパック内の圧力が上昇したときでも迅速に排気できる一方向アンブレラバルブが採用されています。 解放圧力が低いと、フレキシブルバルブから内圧が素早く解放されるため、他のバッテリーパックセルの損傷を防ぐのに役立ちます。
ドナルドソンが提供する2段階ベント製品では、フレックスベントとバーストベントを選択できるようになりました。いずれも汚染物質に対するシーリング性と保護性を備えており、継続的に圧力を均等化することによって、過度の加圧や減圧からバッテリーハウジングを保護し、湿った空気を排出して効率的にベンチレーションを行います。また、バッテリー内部で熱暴走が起こり、ガスが発生しても、排出できるようサポートします。
ドナルドソン、インテグレーテッド ベンティング ソリューション、シニア製品開発エンジニア、Shane Campbell