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よりクリーンな燃料でコンクリート会社の浄化を支援

現状

ある米国中南部の大手生コンクリート製造業者は、900平方マイルにわたる大都市圏の貿易地帯全域で請負業者にセメントを供給しています。 同社は、コンクリート(砕石または砂利骨材、砂、セメント、水を組み合わせたもの)を、ミキサートラックのフリートで建設現場まで運搬します。

生コンクリートは混合後すぐに硬化し始めるため、そしてクライアントが予定どおりにプロジェクトを進めるにはタイムリーな納品が欠かせないため、効率のよい納品が鍵となってきます。

同社の20以上の拠点には、コンクリートを製造する設備に燃料を供給するための、57,000L/15,000 gal.のディーゼルタンクと、それを運搬する250台のミキサー車が用意されています。 各拠点では、週に38,000 L/10,000 gal.の燃料を使用しています。

課題

2017年の秋、同社では新しい製造設備とミキサートラックの導入により、燃料に関連したダウンタイムが増加してしまいましたが、コンクリート混合作業における埃っぽい環境を考えると、まったく驚くことではありませんでした。 同社は、フューエルフィルターの早期目詰まりと燃料インジェクターの摩耗を原因として特定し、汚染の原因はディーゼル燃料にあるのではないかと推測しました。このディーゼル燃料は、D975の燃料供給基準を満たしてはいたものの、Tier 4エンジンを搭載した製造設備や2010年以降のエンジンを搭載したミキサートラックの厳しい清浄度要件を満たしていなかったのです。

フリート全体の燃料インジェクターの故障により、同社には年間約28万ドル相当の部品と作業費の負担がかかり、追加の燃料関連の問題もあり、さらに6万4,000ドルの計画外メンテナンスコストがかかりました。

ディーゼルエンジンは、ディーゼル燃料同様、EPA排出要件を満たすために大幅に変更されましたが、 燃料規格は1970年代以来更新されていません。 後期モデルTier 3および4/EPA 2010+エンジンを備えた精密な燃料噴射システムは、最大276,000 kPa/40,000+ psiの圧力で作動し、ディーゼル燃料からのわずかな汚染にも耐えられません。

クリーンなソリューション

テストの結果、同社の貯蔵タンクからのディーゼル燃料は、国際標準化機構(ISO)4406規格で21/18/15でした。 この数値は、それぞれ1mLあたりに含まれる、4ミクロン以上、6ミクロン以上、14ミクロン以上の粒子数に対応したものです。

ドナルドソンのスペシャリストは、ISOの最小清浄度コード16/14/12を満たすディーゼル燃料のみが、製造設備とミキサートラックにポンプで送られるようにしました。これはドナルドソンのフィルトレーションシステムを導入する以前に比べて、60倍以上クリーンな状態です。

ドナルドソンはソリューションとして、各タンクのディスペンシングノズルの上流に、4ミクロンフィルターを備えたドナルドソンの大容量クリーンディーゼルキットを取り付け、設備やミキサートラックに入る前に燃料を洗浄しました。 さらに、すべての貯蔵タンクにドナルドソンのT.R.A.P.™ブリーザーが取り付けられ、インテークから水分を取り除き、内部の燃料を汚染から保護しました。

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結果

燃料清浄度コード15/13/10 +/- 1がすべての現場で一貫して達成され、燃料インジェクターを過度の摩耗から保護し、設備および車両のフューエルフィルターの寿命を延ばしました。

ドナルドソンのシステムを導入して以来、同社では4年に一度の定期予防メンテナンススケジュール以外に、燃料インジェクターを1つも交換する必要はありませんでした。

「このソリューションによって、汚染された燃料に関連するすべてのダウンタイムが実質的に排除され、予防メンテナンスが必要となるまでの稼働時間を増やすことで、さらに多くの費用を節約することができました。 現在同社は、設備とミキサートラックを常時稼働させており、高品質のコンクリートを時間どおりに顧客に納品しています。」

ドナルドソン、バルクフィルトレーションスペシャリスト、Jim Doyle

ドナルドソンのT.R.A.P. ブリーザー
結論

すべての設備のオペレーター、特に生コンクリート製造などの極端に粉塵の多い環境で稼働する設備オペレーターの例にもれず、同社はバルク燃料貯蔵タンクに高効率のフィルトレーションを設置することで恩恵を受けることができました。 クリーンなディーゼル燃料は、Tier 4エンジンを搭載した製造設備や2010年以降に製造されたオンロードトラックにとって非常に重要です。

ドナルドソンでは、設備オペレーターによって、燃料をバルク貯槽タンクに入るときに浄化、タンク内でT.R.A.P.ブリーザーを使って保護、タンクから出るときに再度洗浄することを推奨しており、こうすることで汚染物質ゼロの燃料を確実に設備に供給できるようになります。

数字によるフィルトレーション値
フリートインジェクターの故障の問題:
ドナルドソンのフィルトレーション前ドナルドソンのフィルトレーション後
3週間に1回の故障/年間28万ドル毎週0回の故障
燃料関連のメンテナンスの問題:
ドナルドソンのフィルトレーション前ドナルドソンのフィルトレーション後
週3回のメンテナンス/年間6万4,000ドル毎週0回の故障

お近くのドナルドソンの専門家が、それぞれの状況に合わせて、お客様のニーズに合った最適なソリューションを提案し、設備を保護、スムーズなオペレーションが維持できるようサポートします。 

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